LDOの定格範囲内なのに、出力電流を大きくしたら、出力電圧が下がってしまいました。どのようなLDOを選択すれば良いですか?

図1. 出力電圧–出力電流特性例
図1. 出力電圧–出力電流特性例

データシートに記載されている負荷安定度Reg・Loadが、出力電流(負荷電流)の変化に対して、LDOの出力電圧の変化量を表す目安となります。負荷安定度の値が小さいLDOほど、出力電流が変化しても安定した出力電圧が得られるLDOと言えます。負荷安定度安定度とは、入力電圧(電源電圧)が一定のときの、出力電流(負荷電流)の変化に対する出力電圧の変化量です。データシートでは、規定の温度環境下において、規定の入力電圧VINを印加した状態で、規定された範囲で出力電流を変化させたときの出力電圧VOUTの変動量を掲載しています。

図2. 負荷安定度測定回路例
図2. 負荷安定度測定回路例

以下の資料にもバイアス電流に関する説明がありますので、ご参照ください。

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