P型半導体とN型半導体を接合するとどうなりますか?

P型半導体とN型半導体の接触面を、PN接合と呼びます。P型半導体とN型半導体を接合すると、それぞれのキャリアである正孔と自由電子が引付けあって、境界付近で結合し消滅します。この付近はキャリアが存在しなくなるため、空乏層と呼ばれ、絶縁物と同じ状態になっています。この状態でP型領域に+極をつなぎ、N型領域に-極をつないで電圧をかけていくと、電子が次々にN型領域からP型領域に流れ込み、正孔と結合して消滅しなかった電子が+極へ移動して電流が流れるようになります。