システム開発手順:エミュレーター

これは、「エミュレーターによる開発」を説明した図です。
エミュレーターによる開発の紹介

ハードとソフトを組み合わせたテストに使用するツールはエミュレーターと呼ばれ、ユーザーが作成した実行プログラムのデバッグ作業を行うために使用します。

エミュレーターを使用することによりソフトウェアを1命令ごとに実行し、動作確認を行ったり、メモリーやレジスターの値(内容)を読み出し/書き込みすることによって多様な状況における動作確認を行うことが可能になります。

エミュレーターには、大別してインサーキットエミュレーターとオンチップデバッグエミュレーターがあります。オンチップデバッグエミュレーターが、ターゲットシステム上に実装されたマイコン内蔵のオンチップデバッグ機能を利用するため、実機に近い環境でデバッグすることが可能であるのに対して、インサーキットエミュレーターは、実際のマイコンとは別にエミュレーター用のマイコンを利用して高機能を実現します。

第5章 マイコンの開発環境

システム開発手順
システム開発手順:ソフトウェア開発
システム開発手順:ハードとソフトを組み合わせたテスト