フォトカプラーはなぜ必要か

フォトカプラーは、一次側(入力:LED)と二次側(出力:受光素子)が、電気的に絶縁されているため、一次側と二次側の電位が異なる(GNDレベルなども)場合でも、一次側の電気信号を二次側に伝えることができます。

下図のインバーターへの応用例ではマイコンなどの制御部は通常数Vの低電圧にて動作します。このマイコンからの信号を、カプラーを介して200Vなどの高電圧で使用されるIPMやIGBTへ伝達することで、高電圧系の部品をマイコンから直接制御することが可能となります。

*フォトカプラーは、目的に合わせた色々な出力形態の製品が用意されています。

インバーターへの応用例
インバーターへの応用例

第5章 光半導体(アイソレーター/ソリッドステートリレー(SSR))

光半導体の種類
LEDの発光原理
LEDの発光波長
フォトカプラーとは
フォトカプラーの種類と機能
パッケージと安全規格
フォトカプラーの内部構造
主な安全規格
フォトカプラーの特性 変換効率
フォトカプラーの特性 トリガーLED電流
フォトカプラーの経年変化
フォトカプラーの使い方
フォトカプラーの使い方 入力電流
フォトカプラーの使い方 出力電流
フォトカプラーの使い方 出力側抵抗RL
フォトカプラーの使い方 確認

関連情報