組み合わせ論理回路(シュミットトリガー)

シュミットトリガー
(例:VHC14)

シュミットトリガーは、入力しきい値電圧にヒステリシスを持つ構造のことです。
入力しきい値電圧にヒステリシスを持つシュミットインバーターの入出力波形を下図に示します。
入力しきい値電圧にヒステリシスを持つ製品は、入力電圧を上げていくときのしきい値(VP)と、入力電圧を下げていくときのしきい値(VN)が異なります。入力しきい値電圧にヒステリシス(VH)を持たせることで、立ち上がり、立ち下がり時間の遅い信号が入力されても出力は安定します。また、このときノイズが重畳している入力信号や、ノイズによって電源電圧やGNDが揺れる場合でも、ヒステリシス幅を超えなければ、出力は変化しません。

シュミットインバーター
シュミットインバーター
シュミットインバーターの入出力波形
シュミットインバーターの入出力波形

3章 CMOSロジックICの基本回路

CMOSロジックICの基本回路
組み合わせ論理回路(インバーター、バッファー)
組み合わせ論理回路(双方向バスバッファー)
組み合わせ論理回路(デコーダー)
組み合わせ論理回路(マルチプレクサー)
組み合わせ論理回路(アナログマルチプレクサー/デマルチプレクサー)
組み合わせ論理回路(アナログスイッチ)
順序論理回路(ラッチ)
順序論理回路(フリップフロップ)
順序論理回路(カウンター)
順序論理回路(シフトレジスター)

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