極、相、スロットの関係

これは、「極、相、スロットの関係」を説明した図です。

ブラシレスモーターでは3相が一般的です。最も基本的な3相ブラシレスモーターは、2極3スロットモーターです。4極3スロット、4極6スロット、16極12スロット、と言った多彩な組み合わせがあります。極数、スロット数が多くなると、大きなトルクが得られ、トルクの脈動も小さくなります。

  • 極とは、回転ローターの永久磁石の極数を表し、N極/S極が一組のモーターを2極モーターと呼びます。極数は2、4、6、8...とあります。
    (モーターの制御から見た場合、極が2倍になると速度は半分になり、極が4倍になると速度は1/4になり、極数には制御方法は左右されません)
  • 相とは、固定ステーターの独立したコイルの数を表し、3相モーターとは120度間隔で独立したコイルが3個あるモーターです。
  • スロットとは、固定ステーターのコイルの数を表し、3相モーターでは3の倍数(複数ある)となります。

第2章 ブラシレスモーターの駆動原理

モーターの駆動原理(1)
モーターの駆動原理(2)
ブラシ付きDCモーターとブラシレスモーター
ブラシ付きDCモーターのシーケンス
ブラシレスモーターのシーケンス